今回は基本的な取引方法の成行注文のやり方と指値注文のやり方についてまとめていきます。今回はスマホ版のアプリでの操作方法についてまとています。
この記事でわかること
・成行注文と指値注文の違いについて理解でき、使い分けができる
・スマホ版での取引手順が理解できる
それでは、最初に成行注文と指値注文のやり方を解説していきます。
成行注文って何??
成行注文とは、お客様の注文が証券会社に到達した後の証券会社の配信レートで約定します。
ですので、約定レートがお客様の注文レートと比べてお客様に有利または不利なレートとなる場合があります。 また、為替レートの変動やカバー取引の可能性、相場の流動性をもとにした当社の判断により成行注文を発注しても取引が不成立となることがあります。
簡単に言うと、相場の流動性によって良くも悪くも変化するということです。
それでは、アプリでの取引手順について解説していきましょう。
成行注文の手順
公式サイトのマニュアルをもとにご説明させていただきます。
①レート一覧画面より、 取引したい通貨ペアをタップすると、新規注文画面が表示されます。
取引したい通貨がなかったり、まだ取引に自身のないという方は、後ろがJPYとついている一番レートの低い通貨ペアを選んでください。
②注文種別から「成行」を選択します。
③注文数量を設定します。
数字上でタップすると、別ウィンドウで数量入力画面が開きます。「+」「-」をタップすると、0.1Lotずつ数量が増減します。
【最大】をタップすると、取引可能な数量が自動入力されます。
④スリッページを設定します。(0〜999×0.1Pips)
【無制限】をタップすると、スリッページの有効/無効の切替ができます。
設定が有効の場合、数字上でタップすると、別ウィンドウで入力画面が開き
「+」「-」をタップすると、対円通貨の場合1ずつ、設定値が増減します。
詳細は、スリッページ設定をご覧ください。
⑥両建の設定が可能です。
「ON」にすると、同一通貨ペアの売建玉と買建玉を同時に保有することができます。
「OFF」にすると、同一通貨ペアの反対ポジションを保有している場合は「決済注文」として約定日時の古い建玉から順に決済されます。
⑦時間成行注文の設定が可能です。
「ON」にすると、指定した日時になった時点で成行注文を発注します。
⑧「売値」または「買値」をタップすると、注文確認画面が表示されます。
<注意事項>
※「無制限」が有効な状態だと、スリッページが設定されないため、注文価格よりも大きく乖かい離した価格で約定する恐れがございます。
※設定値が「0」の状態の場合、差額が生じても成行注文が約定しません。⑤決済同時発注の設定ができます。(1~50000×0.1Pips)
新規注文と同時に、決済注文の利食い・損切り注文の設定と、その有効期限を設定します。 タップして、それぞれの設定を「ON」にすると、注文設定であらかじめ設定した決済指値幅(利食い幅)、決済逆指値幅(損切り幅)が表示されます。
※MXN/JPY、ZAR/JPY、TRY/JPY、RUB/JPY、CNH/JPY、CZK/JPY、HUF/JPYを除く通貨ペアの場合は10以上で利食い・損切り幅を設定していただく必要があります。
選択する項目が多く最初は、覚えるまで時間がかかるかもしれませんが、徐々に慣れていきましょう!
⑨「注文実行」をタップすると、注文が発注されます。
※「注文設定」がOFFの場合、注文確認画面は表示されません。
「ポジション」をタップすると、ポジション照会画面が表示されます。
ここまでが成行注文のやり方です。
慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、慣れたら簡単にできるようになりますので、注文の回数を増やしていきましょう。
次に、指値注文のやり方の解説をしていきましょう。
指値注文って何?
「指値注文」とは、
あらかじめ買いたい価格、売りたい価格(これを指値といいます)を指定して注文を出す方法です。買い注文の場合は指値より高い価格では注文は成立しませんし、売り注文の場合は指値より低い価格で注文は成立しません。
指値注文といっても、通常の注文と逆指値注文の2種類の呼び方がございます。
- ・指値注文は現在レートより有利な価格を指定して発注する注文方法
- ・逆指値注文は現在レートより不利な価格を指定して発注する注文方法
指値注文の手順
次は、指値注文のやり方について解説していきましょう。
①レート一覧画面より、 取引したい通貨ペアをタップすると、新規注文画面が表示されます。
まずは、通貨ペア選んで取引画面に移動します。
②注文種別から「指値・逆指値」を選択します。
③「売」もしくは「買」を選択します。
④「指値」もしくは「逆指値」を選択します。
⑤注文数量を設定します。
数字上でタップすると、別ウィンドウで数量入力画面が開きます。「+」「-」をタップすると、0.1Lotずつ数量が増減します。
【最大】をタップすると、取引可能な数量が自動入力されます。
⑥注文価格を入力します。
数字上でタップすると、別ウィンドウで価格入力画面が開きます。
「+」「-」をタップすると、対円通貨の場合0.001ずつ、対円通貨以外の場合0.00001ずつ価格が増減します。
⑦有効期限を本日中、今週中、今月中、無期限、日付指定から選択します。
・本日中:当営業日マーケットクローズまで
・今週中:金曜日マーケットクローズまで
・今月中:当月の最終営業日のマーケットクローズまで
・無期限:注文が約定・取消しされるまで
・日付指定:任意の日付のマーケットクローズ※1まで
⑧「注文」をタップすると、注文確認画面が表示されます。
※1
マーケットクローズとは、各市場の終盤に掛けてという意味で
米国冬時間の場合、AM6:50、米国夏時間の場合、AM5:50までが取引可能時間です。
<注意事項>
・「注文設定」の確認画面表示の設定がOFFの場合、注文確認画面は表示されませんのでそのまま注文が確定してしまいます。
すべて自分で設定をして取引するため、パターンを決めましょう。
⑨「注文実行」をタップすると、注文が発注されます。
注文内容に誤りがないか、しっかり確認しましょう。
⑩「注文確認」をタップすると、注文変更・取消画面が表示されます。
万が一、注文内容を間違えたとしても、内容変更や取り消しが可能です。その時は焦らずに対処しましょう。
では、次に使い分けについて解説していきましょう。
それぞれの特徴のまとめ
改めて簡潔にまとめると、
・「いくらでもよいので今すぐ買いたい、今すぐ売りたい」という場合に使うのが成行注文です。
・「いくら以下で買いたい、いくら以上で売りたい」という場合に使うのが指値注文です。
・売買成立を重視している方は、成行注文
・価格を重視している方は、指値注文
その場、その場で使い分けるもいいですし、最初から自分のスタイルを決めて取引するのもいいですし自分はどちらに当てはまるか考えてみましょう。
ちなみに僕は、成行注文派です笑
まあそれはよいとして、ここまで解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
少し知識はつきましたか?始めたての方ですと、覚えることが多すぎて途中で投げ出したくなる時があるかもしれませんが、コツコツ知識と経験をつけていきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。今後とも初心者の方がわかりやすいような記事作成を心がけていきますのでよろしくお願い致します。